増刊号 妊婦健診のすべて─週数別・大事なことを見逃さないためのチェックポイント
I 妊娠週数ごとの健診の実際
妊娠22から36週まで
診断と外来対応
妊娠高血圧症候群
大口 昭英
1
1自治医科大学附属病院産科
pp.180-186
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208367
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POINT
◇妊娠高血圧腎症診断後は,原則入院管理させる.妊娠高血圧,妊娠蛋白尿の場合,家庭血圧測定を開始し,健診間隔を短くする.
◇診察室高血圧の診断には,機会を変えて,2回連続で高血圧であることを確認する.また,白衣高血圧を除外することが重要である.
◇HELLP症候群は,上腹部痛,嘔気を伴うことが多い.HELLP症候群が強く疑われるが迅速血液検査が難しい場合は,紹介を考えるべきである.
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