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【疾患編3】周産期
《周産期疾患》
妊娠高血圧症候群
森川 守
1
1北海道大学大学院医学研究院専門医学系部門生殖・発達医学分野産婦人科学教室
pp.224-229
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209342
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外来管理のポイント
❖妊婦自身に妊娠高血圧症候群(HDP)に伴う自覚症状や随伴症状が続くようであれば,経過観察せずに早めにかかりつけ産科医を受診いただくことが,HDP発症の早期発見につながる.
❖HDP妊婦は入院管理により,的確な児娩出時期の決定および遂行,ならびに可能であれば妊娠期間の延長が可能となる.外来で管理する場合には,入院管理の開始が遅れないように注意する.
❖妊娠高血圧腎症(PE)では原則として入院管理する.また,重症妊娠高血圧では,PEに準じて管理する.妊娠蛋白尿の約半数が2〜3週後に高血圧も合併しPEとなるので注意する.
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