特集 産婦人科医リクルートへの効果的なアプローチを考える
1.近年の日本における産婦人科医リクルートの現状
-—日本産科婦人科学会 産婦人科未来委員会若手委員会の活動—
小松 宏彰
1
H. Komatsu
1
1鳥取大学医学部附属病院女性診療科群
pp.233-238
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002073
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2012年より新規産婦人科専攻医数は激減し,日本の産婦人科医療は危機的状況であった。各施設でも医局員を増やすべくリクルート活動を行うも,そのシステムには限界があったように思われた。そこで,日本産科婦人科学会は新規専攻医のリクルートを目的として産婦人科未来委員会を立ち上げ,小委員会として卒後10年目前後の若手産婦人科医を起用して斬新なアイデアと活気を求め若手委員会が設立された。これまでにないハンズオンセミナーに加えて,COVID-19感染症蔓延下にも行ったオンラインリクルートセミナーの結果,2022年度の新規専攻医は518名と,夢の500名を大きく上回った。
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