特集 産婦人科医リクルートへの効果的なアプローチを考える
7.地域単位のリクルートについて
-—施設を飛び越えた医師連携強化と若手リーダーシップの育成—
道佛 美帆子
1
,
板井 俊幸
2
M. Dofutsu
1
,
T. Itai
2
1横浜労災病院産婦人科
2横浜市立大学遺伝学
pp.269-277
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002081
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産婦人科におけるリクルートは全国単位/地域単位/大学・施設単位の3階層において行われている。このうち地域単位のリクルートはほか2者と比較し,一般的ではない。神奈川県では地域単位のリクルートとして2010年から活動を継続的に行ってきた。その結果,若手医師の連携が自然に強化され,より広く若手医師が主体となって活動できる場,神奈川県若手産婦人科医の会(KTOG)の発足に至った。地域単位のリクルート活動は,全国単位/施設単位のリクルート活動を補完する機能をもち,若手医師の企画実行力やリーダーシップ育成の場所としても有用である。一方,限られた人材や予算など,全国単位のリクルート活動にはない課題も存在する。
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