特集 産婦人科 働き方改革へのロードマップ
9.若手産婦人科医師の立場からみた働き方改革
長谷川 瑛洋
1
,
岡本 愛光
1
A. Hasegawa
1
,
A. Okamoto
1
1東京慈恵会医科大学産婦人科学講座
pp.57-61
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002021
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2024年4月からすべての勤務医に時間外勤務の上限規制が適用される。それに伴い若手産婦人科医にとって働き方改革がどのように受け止められているかについて,働き方改革によって求められる変化から問題点を抽出し,各項目について考察した。働き方改革により過労死ラインを大きく超える働き方から脱却し,QOLの上昇が期待できる一方で,研修に対する不安,医師患者関係の構築が困難なことによるやりがいの低下を感じる若手産婦人科医も多くいると考えられる。宿日直・オンコールの扱いやキャリア形成に伴う自己研鑽と時間外労働について再考することで,若手産婦人科医師にとってよりよい改革の機会としたい。
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