特集 産婦人科 働き方改革へのロードマップ
2.「医療改革委員会」として見てきたこと
海野 信也
1
N. Unno
1
1北里大学産科学
pp.9-20
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002014
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日本産科婦人科学会は,2005年から2019年まで「産婦人科医療提供体制検討委員会」とその後継組織である「医療改革委員会」を設置していた。委員会の発足当時,わが国は「産科医療崩壊」に直面していた。危機的状況に対応するため,委員会では①産婦人科医師不足,②地域周産期医療体制と医療安全対策,③産婦人科医の労働条件改善,④産婦人科医の処遇改善,⑤産科医療提供体制の持続可能性確保などの課題に取り組んだ。「医師の働き方改革」の前史ともいえるその活動について概説する。
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