特集 大きく進歩した造血器腫瘍の診断と治療
造血器腫瘍におけるプレシジョン・メディシン
遠西 大輔
1
1岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センター
キーワード:
専門職間人間関係
,
変異
,
リンパ増殖性疾患
,
DNA変異分析
,
骨髄腫瘍
,
造血器腫瘍
,
遺伝学的検査
,
オーダーメイド医療
Keyword:
Hematologic Neoplasms
,
DNA Mutational Analysis
,
Interprofessional Relations
,
Genetic Testing
,
Bone Marrow Neoplasms
,
Mutation
,
Lymphoproliferative Disorders
,
Precision Medicine
pp.849-852
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021232227
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<Headline>1 がん遺伝子パネル検査は固形腫瘍の分野で急速に広がっており、がんゲノム情報に基づくプレシジョン・メディシン(がんゲノム医療)の確立へ向けて加速している。2 造血器腫瘍では、その遺伝子変異のパターンが固形腫瘍とは大きく異なり、独立したがん遺伝子パネルの開発が必要である。3 造血器腫瘍におけるプレシジョン・メディシンは、標的治療薬の探索だけでなく、診断・患者層別化も重要な要素として、さらなる進化が必要である。
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