特集 婦人科医が知っておくべきがん遺伝子パネル検査の基礎知識
Ⅴ.研究資源としてのがん組織・がんオミックス解析データ
11.がんゲノム解析データの利活用
高矢 寿光
1
,
松村 謙臣
1
H. Takaya
1
,
N. Matsumura
1
1近畿大学医学部産科婦人科学教室
pp.761-768
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001333
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大規模がんゲノムデータ解析に始まった今日のがんオミックス解析は,解析技術の発展も伴い複数のオミックス解析を統合するマルチオミックス解析の時代となりつつある。世界各地でオミックス解析が行われ,蓄積される解析データが爆発的に増えたことにより,これらのデータをより効率的に検索・解析するスキルが必要となる。また,オミックス解析から得られたデータを臨床の場で検証する方法も,従来の方法とは異なるアプローチが用いられるようになっている。
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