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連載 医療DX――進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識・Vol.1
病院運営をデータ利活用で最適化する
Optimize the hospital management by utilizing the data
尾﨑 勝彦
1
Katsuhiko OZAKI
1
1徳洲会インフォメーションシステム株式会社(TIS)代表取締役社長
キーワード:
ビッグデータ
,
病院運営管理ツール
,
AI開発
,
電子カルテ
,
徳州会メディカルデータベース
Keyword:
ビッグデータ
,
病院運営管理ツール
,
AI開発
,
電子カルテ
,
徳州会メディカルデータベース
pp.747-753
発行日 2022年11月12日
Published Date 2022/11/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28307747
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◎病院運営の要点は,医療の質の確保と経営収支の健全化にある.このバランスを実現するための因子をリアルタイムで収集し,適切に数値化・可視化することが重要である.そのために病院のIT化の推進,医療DX(digital transformation)が求められている.われわれ徳洲会グループは全病院の電子カルテを統一し,閉域ネットワークで各病院を接続することにより医療ビッグデータを構築している.われわれは,このビッグデータにいわゆる人・物・金・情報を管理する各種システムのデータを有機的に連携させた病院運営管理ツールを開発し,病院運営の効率化・高度化をはかっている.またこの医療ビッグデータは,国内有数のリアルワールドデータとして徳洲会グループ内外の臨床研究やAI開発などにも利活用されている.医療のIT化,DXが諸外国から遅れをとっているわが国にとって,われわれが得た知見が広く日本の病院運営の一助になればと考えている.
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