連載 データをチカラに—看護の質向上のための電子カルテデータ利活用術・5
電子カルテデータの利活用のコツ—「コード」を利用する
松本 聡子
1
,
秋山 剛
2
,
折井 孝男
3,4
1NTT東日本関東病院品質保証室
2世界精神保健連盟
3東京医療保健大学大学院
4医薬品情報標準化推進協議会
pp.698-704
発行日 2025年8月10日
Published Date 2025/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350080698
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電子カルテデータの長所
前回(連載第4回)は,日々の診療・ケアを行う中で得られるリアルワールドデータ(RWD)の典型的な例として,
・公的医療保険データ
例:DPC/PDPSに基づくデータ(以下,DPCデータ)やレセプトデータ
・患者レジストリデータ
例:がん登録
・電子カルテ由来のデータ(以下,電子カルテデータ)
例:電子カルテに記録されている検査値
をお示ししました。今回はこのうち,電子カルテデータの利活用について,さらに詳しく説明します。

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