連載 データをチカラに—看護の質向上のための電子カルテデータ利活用術・6
利活用しやすいようデータを整える方法
松本 聡子
1
,
秋山 剛
2
,
横田 慎一郎
3
1NTT東日本関東病院品質保証室
2世界精神保健連盟
3千葉大学大学院 看護学研究院 看護政策・管理学講座
pp.806-812
発行日 2025年9月10日
Published Date 2025/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350090806
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データの二次利用の観点からみた電子カルテの特徴
前々回(連載第4回)に述べたとおり,電子カルテデータは,公的医療保険データ(例:DPCデータ)と比較し,二次利用できる臨床情報の幅が広いという長所があります。
一方で,電子カルテは診療情報の一次利用(患者の診療のための利用)を目的として設計されるため,二次利用(上記以外の目的のための利用)においてはさまざまな制約が存在します。その1つが,電子カルテから二次利用のための構造化データを効率的に入手するには,工夫が必要であるという点です。今回は,電子カルテから構造化データを効率的に入手するための工夫について,ご紹介します(なお,本記事ではIBM社製の電子カルテのシステムを例に挙げて説明を行います。他メーカー製の電子カルテでは機能や表現が異なる場合がありますので,各施設で使用されているシステムの仕様に応じて,適宜読み替えてください)。

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