症例
腹腔鏡下子宮頸部筋腫核出時の再建に子宮筋フラップ法を用いた1例
山本 竜太郎
1
,
小田切 哲二
1
,
麸澤 章太郎
1
,
竹内 肇
1
,
杉山 沙織
1
,
中嶋 えりか
1
,
箱山 聖子
1
,
飯沼 洋一郎
1
,
光部 兼六郎
1
R. Yamamoto
1
,
T. Odagiri
1
,
S. Fuzawa
1
,
H. Takeuchi
1
,
S. Sugiyama
1
,
E. Nakajima
1
,
M. Hakoyama
1
,
Y. Iinuma
1
,
K. Mitsube
1
1JA北海道厚生連旭川厚生病院産婦人科
pp.533-537
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001280
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症例は41歳。9.3×7.2cm大の子宮頸部筋腫に対して,腹腔鏡下子宮筋腫核出術を施行した。子宮頸部の正常筋層は菲薄化しており,核出後の子宮頸部は筋層が大きく欠損したような状態となった。再建に苦慮したが,体部側・頸部側それぞれの薄くなった筋層をフラップ状に形成し,子宮筋フラップ法を応用して再建した。術後に月経瘻などを認めずに経過した。術後6カ月目にMRIを施行したところ,子宮頸部はほぼ正常な所見に回復していた。
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