今月の臨床 子宮筋腫—最近の話題
子宮筋腫の治療
5.腹腔鏡下子宮筋腫核出術
西井 修
1
,
堤 治
1
1東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.256-259
発行日 2002年3月10日
Published Date 2002/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904564
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腹腔鏡下子宮筋腫核出術
子宮筋腫は,発生部位から漿膜下,筋層内,粘膜下に分けられる.筋腫核出術の適応となるのは,主に漿膜下筋腫と筋層内筋腫である.粘膜下筋腫の場合は,子宮鏡下筋腫切除術の適応であるが,大きさによっては腹腔鏡下筋腫核出術によることもある.腹腔鏡下筋腫核出術は,筋腫の切開や核出操作から切開部の縫合,筋腫核の体腔外への取り出しまでの一連の操作すべてを腹腔鏡下に行う腹腔鏡下筋腫核出術(laparoscopic myomectomy:LM)と腹腔鏡下に筋腫の切開,あるいは核出操作までを行い,切開部の縫合操作は小開腹創から行う腹腔鏡補助下筋腫核出術(laparoscopicallyassisted myomectomy:LAM)がある.
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