特集 エキスパートから学ぶ婦人科ロボット手術update
各論
4.子宮頸癌に対するロボット手術②—神経温存を中心に—
安藤 正明
1
,
桝田 沙也加
1
,
安井 みちる
1
,
市川 冬輝
1
,
愛甲 碧
1
,
吉津 照見
1
,
澤田 麻里
1
,
白根 晃
1
,
菅野 潔
1
,
柳井 しおり
1
,
坂手 慎太郎
1
,
羽田 智明
1
M. Ando
1
,
S. Masuda
1
,
M. Yasui
1
,
F. Ichikawa
1
,
K. Aikou
1
,
T. Yoshizu
1
,
M. Sawada
1
,
A. Shirane
1
,
K. Kanno
1
,
S. Yanai
1
,
S. Sakate
1
,
T. Hada
1
1倉敷成人病センター産婦人科
pp.371-379
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001242
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ロボット支援システムda Vinci®では3Dカメラ下に,自分の手をあたかも直接体腔内で動かすような自由度の高い動きができる。ブレのない高画質な立体映像,さらにその拡大能により神経や微細な血管など精細な解剖学的構築物が把握しやすい。コンピュータ制御された関節を有する鉗子は腹腔鏡手術よりも開腹手術に近い直感的な操作が可能であるとともに,手振れ補正やモーションスケール機能により,複雑な手術操作を要す広汎子宮全摘術には有用であり,特に神経温存などの術式には有利と考える。
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