特集 エキスパートから学ぶ婦人科ロボット手術update
総論
5.腹腔鏡とロボット手術の相違点
西澤 春紀
1
H. Nishizawa
1
1藤田医科大学医学部産婦人科(教授)
pp.337-342
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001237
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
産婦人科領域におけるロボット手術は,2018年4月より保険収載となったことから全国的な導入や運用が始まっている。一方で,ロボット手術の対象疾患や術式は限定され,また適応となる症例であっても,従来の腹腔鏡手術との選択基準が明確でないため,現在は各施設や術者の方針,スキルに応じた術式が選択されているものと思われる。ロボット手術は,精緻で高度な操作を可能にする次世代型手術システムとして期待されているが,その特性を理解し,メリットとデメリットを考慮した慎重な適応や術式選択が重要である。
Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.