特集 迫り来る2020:新規保険収載へのロードマップと適正運用
総論
1.社会保険委員会の役割
北脇 城
1
J. Kitawaki
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科女性生涯医科学
pp.1303-1309
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001053
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2年ごとに行われる診療報酬改定で,減点されていた帝王切開術が2016(平成28)年度に一部増点された。2018(平成30)年度には子宮頸癌に対する腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術,子宮体癌と良性疾患それぞれに対するロボット支援腹腔鏡下子宮全摘術が新設された。さらに,産婦人科外来診療における特有の指導料としては初めて「ハイリスク妊産婦連携指導料」が新設され,妊婦が保険診療を受ける際の「妊婦加算」が設定された。しかし,課題も多く残されている。日本産科婦人科学会(日産婦学会)で医療保険に関する業務を担当する社会保険委員会の近年の活動を通じて,今後の方向性について考察した。
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