特集 産婦人科診療decision makingのためのMRI・CT
Ⅰ.総論
5)妊婦におけるMRI,CT検査のリスクと有用性
大野 和子
1
K. Ono
1
1京都医療科学大学医療科学部放射線技術学科(教授)
pp.705-710
発行日 2019年6月30日
Published Date 2019/6/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000910
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放射線検査の施行は,診療に必要な情報を得るメリットが放射線検査を受けるデメリットを明らかに上回る場合,と定義づけられている1)。妊婦に対する放射線検査もこの原則に基づいて産婦人科医が決定し,放射線科医と診療放射線技師が協力して実施する。メリットは診療方針に影響を与える情報を得ることであり,主たるデメリットは放射線・電磁界と電磁波の曝露による生体影響である。
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