Japanese
English
特集 新時代を迎えたPET診断
PET/MRIの有用性
Utility of PET/MRI
石井 士朗
1
,
宍戸 文男
1
,
原 孝光
2
,
島雄 大介
2
,
南部 武幸
2
,
久保 均
2
,
伊藤 浩
2
,
石井 信行
3
Shirou Ishii
1
,
Fumio Shishido
1
,
Takamitsu Hara
2
,
Daisuke Shimao
2
,
Takeyuki Nanbu
2
,
Hitoshi Kubo
2
,
Hiroshi Ito
2
,
Nobuyuki Ishii
3
1福島県立医科大学放射線医学講座
2福島県立医科大学先端臨床研究センター
3佐々総合病院泌尿器科
キーワード:
PET/MRI
,
FDG
Keyword:
PET/MRI
,
FDG
pp.1034-1039
発行日 2014年12月20日
Published Date 2014/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200059
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要旨 日本国内で福島県立医科大学に初めてPET/MRI装置が導入され,2013年5月から保険診療による稼働を開始した。この装置では,MRI画像とPET画像を同時に収集し,正確な融合画像をつくることができるという特徴がある。PET/CTと比較して,PET/MRIはMRIの優れた組織コントラストを利用でき,放射線被曝の低減も可能であるという特徴があり,MRIが有用である頭頸部領域,骨軟部領域や婦人科・泌尿器科領域での応用が期待される。しかしながら吸収補正がPET/CTのように正確でない可能性があり,またMRIでは肺野などの小病変の評価が難しい,保険点数が低い,撮像時間が長いなどの解決すべき問題点も多い。本稿ではその有用性と今後の課題を中心に報告する。
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