特集 安全で安心な無痛分娩を極める
4.無痛分娩時の急速遂娩法
金井 雄二
1
Y. Kanai
1
1北里大学病院周産母子成育医療センター周産母子部門産科(主任)
pp.579-587
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000877
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✓硬膜外鎮痛法で無痛分娩を行うと分娩第2期の延長が起こる。
✓そのため,適切な時期の分娩第2期の分娩への介入が必要となる。
✓その際には吸引・鉗子分娩の頻度は高くなる。
✓適切な介入を行えば帝王切開率は上昇しない。
✓無痛分娩を施行する場合には器械分娩を熟達しておく必要がある。
✓回旋異常や不正軸侵入の診断は超音波診断も利用する。
✓無痛分娩中の帝王切開は子宮下節が展退している場合,膀胱損傷や腟腔への切開,子宮頸管裂傷などに注意する。
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