研究
吸引遂娩法の経験—とくに分娩時間短縮法としての考察
宮川 こう
1
,
川村 房子
1
,
白鳥 タツエ
1
,
関口 文子
1
,
井上 節子
1
,
瀬川 いそ子
1
1岩手県立中央病院産婦人科
pp.39-40
発行日 1964年5月1日
Published Date 1964/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202758
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はじめに
最近,吸引遂娩器(Vacuum extractor以下V.E.と略)が本邦においても相当広く使用されるようになり,その適応についても種々論議されております.本法は完全に従来の鉗子分娩術に代わり得るものではありませんが,鉗子術より広範囲な適応によって,すぐれた真価を発揮する利点があるのではないかと思われます.
現在はまだ分娩時間短縮という目的でV.E.使用することに対しては種々批判と検討すべき問題があるでしょうが,私たちの経験からあえてこの問題をとり上げてみました.
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