特集 産婦人科医が身につけておくべき遺伝カウンセリング
1.遺伝カウンセリングとは
三宅 秀彦
1
H. Miyake
1
1お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻遺伝カウンセリングコース(教授)
pp.133-137
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000753
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遺伝カウンセリングは,正確な情報に基づく遺伝学的なアセスメントと,十分かつ適切な情報共有,そして心理社会的支援によって構成される。遺伝情報には,不変性,予測性,共有性という特徴があり,有用性だけでなく,それにかかわる課題も存在するため,遺伝カウンセリングによる自己決定の促進が求められている。ゲノム解析技術が進展し,ゲノム情報に新たな特性がみえるようになった現在,遺伝カウンセリングにおいても新たなアプローチが求められるようになるだろう。
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