特集 外科解剖学から解き明かす広汎子宮全摘出術
3.ロボット支援下広汎子宮全摘出術
-―わが国の現状と課題―
藤井 多久磨
1
T. Fujii
1
1藤田医科大学医学部産婦人科学講座
pp.1721-1726
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000695
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
わが国では子宮頸癌患者は減少せず,むしろ増加すると予想される。現在のところ,ロボット支援下広汎子宮全摘出術は限定された施設にて施行されている。本手術ではラーニングカーブが存在するといわれているので,執刀医の症例数確保は重要な懸案事項である。今後は病期や腫瘍の大きさに見合った術式についての議論も必要であり,治療成績について議論をする際には,術後の後治療との組み合わせについても考慮する必要がある。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.