特集 On Fleek 産婦人科手術
Ⅰ.低侵襲手術
悪性
12.腹腔鏡下広汎子宮全摘出術(LRH)
小林 栄仁
1
,
瀧内 剛
1
,
河野 まひる
1
,
松本 有里
1
,
小玉 美智子
1
,
橋本 香映
1
,
馬淵 誠士
1
,
上田 豊
1
,
澤田 健二郎
1
,
冨松 拓治
1
,
木村 正
1
Kobayashi Eiji
1
,
Takiuchi Tsuyoshi
1
,
Kawano Mahiru
1
,
Matsumoto Yuri
1
,
Kodama Michiko
1
,
Hashimoto Kae
1
,
Mabuchi Seiji
1
,
Ueda Yutaka
1
,
Sawada Kenjiro
1
,
Tomimatsu Takuji
1
,
Kimura Tadashi
1
1大阪大学医学部産科学婦人学教室
pp.1301-1313
発行日 2018年10月31日
Published Date 2018/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000625
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子宮頸癌に対し,ランダム化比較試験に基づいた腹腔鏡下広汎子宮全摘出術(LRH)と腹式広汎子宮全摘出術(ARH)の長期予後を検討した論文はないが,各施設での後方視的検討では,開腹術と比べ遜色ない成績が多数報告されてきた。わが国においてLRHは2014年12月,厚生労働省に先進医療Aとして承認され,2018年3月時点において国内57施設で行われてきた。さらに,当該技術は先進医療の成績を元に2018年4月から保険診療として開始され始めている。医療制度上の問題もあり,これまで積極的な導入がなされてこなかった本手術であるが,今後多くの施設で導入されていくと考えられる。
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