症例
当科で経験した脂肪平滑筋腫の6例
妹尾 悠
1
,
藤下 晃
1
,
平木 宏一
1
,
荻野 歩
2
,
津田 暢夫
3
,
河合 紀生子
4
,
岸川 正大
4
H. Senoo
1
,
A. Fujishita
1
,
K. Hiraki
1
,
A. Ogino
2
,
N. Tsuda
3
,
K. Kawai
4
,
M. Kishikawa
4
1済生会長崎病院産婦人科
2同 放射線科
3同 病理科
4長崎病理診断科
pp.225-232
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000352
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子宮脂肪平滑筋腫(uterine lipoleiomyoma)は,成熟脂肪細胞と平滑筋細胞を含む子宮筋腫の稀な亜型とされ,閉経期から閉経後の女性に好発するといわれている。良性腫瘍であるが閉経後に増大することもあり,悪性疾患との鑑別が重要になる。近年のMRI検査の普及により,術前に診断された症例も報告されるようになった。今回,過去6年間に当科で経験した脂肪平滑筋腫の症例をまとめたので,文献的考察を含めて報告する。
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