症例
乳癌手術30年以上経過後,両側卵巣乳癌転移をきたした症例
三好 ゆかり
1
,
蓬莱 愛実
1
,
鈴木 敦子
1
,
大武 慧子
1
,
田中 江里子
1
,
戸田 有朱香
1
,
舟田 里奈
1
,
山本 善光
1
,
足立 和繁
1
,
中道 伊津子
2
Y. Miyoshi
1
,
M. Horai
1
,
A. Suzuki
1
,
A. Otake
1
,
E. Tanaka
1
,
A. Toda
1
,
R. Funada
1
,
Y. Yamamoto
1
,
K. Adachi
1
,
I. Nakamichi
2
1箕面市立病院産婦人科
2同 病理部
pp.113-117
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000323
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
乳癌手術33年後,両側卵巣転移をきたした症例を経験した。患者は68歳。腹部膨満を主訴に前医を受診し,左卵巣腫瘍を指摘された。術前画像検査で良性腫瘍と判断し,腹腔鏡下両側付属器摘出術を実施した。術後病理検査にて両側卵巣乳癌転移と判明した。乳癌は初回治療から長期経過後の再発(晩期再発)が多いとされるが,術後30年以上経た両側卵巣転移は極めて稀であり,報告する。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.