臨床経験
高齢者における婦人科腹腔鏡手術 前期高齢者、後期高齢者での安全性の比較検討
大武 慧子
1
,
鈴木 敦子
,
笹瀬 亜弥
,
佐々本 尚子
,
三好 ゆかり
,
塩路 光徳
,
山本 善光
,
足立 和繁
1箕面市立病院 産婦人科
キーワード:
婦人科外科
,
子宮疾患
,
子宮摘出術
,
子宮内膜炎
,
子宮付属器
,
術後合併症
,
せん妄
,
腹腔鏡法
,
腹腔内出血
,
後向き研究
,
治療成績
,
患者重症度
Keyword:
Adnexa Uteri
,
Delirium
,
Endometritis
,
Hemoperitoneum
,
Hysterectomy
,
Laparoscopy
,
Postoperative Complications
,
Retrospective Studies
,
Uterine Diseases
,
Gynecologic Surgical Procedures
,
Treatment Outcome
,
Patient Acuity
pp.445-449
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00535.2016251499
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著者らの施設で腹腔鏡下にて付属器摘出術と子宮摘出術が行われた高齢者75例を対象に、これらを65~74歳までの前期高齢者40例と75歳以上の後期高齢者21例に分け、臨床的特徴と手術成績を比較検討した。その結果、腹腔鏡下付属器摘出術においては、後期高齢者群は前期高齢者群に比べ、有意に基礎疾患保有率、ASA classが高かったが、手術時間や出血量、術後在院日数、周術期合併症の発生頻度については有意差がみられなかった。また、良性子宮疾患に対する腹腔鏡下子宮摘出術の手術成績についても、両群間で有意差がみられなかった。
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