増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
不妊・不育
不育症に対するアスピリン・ヘパリン療法を行うにあたっての患者説明
竹下 俊行
1
1日本医科大学産婦人科学
pp.187-192
発行日 2021年4月20日
Published Date 2021/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210335
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必ず説明しておくべきこと
◆抗リン脂質抗体症候群などの血栓性素因合併妊娠に対して低用量アスピリン・ヘパリン療法が行われるが,アスピリンには保険適用がないこと.
◆アスピリンの添付文書には,「出産予定日12週間以内の妊婦には投与しないこと」と書かれていること.
◆アスピリンには副作用として出血傾向があること.服用開始,中止の判断は医師に任せ自己判断は禁物であること.
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