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周産期領域 GQ-15 子宮内胎児死亡例へのグリーフケアは?
竹内 正人
1
pp.1419-1425
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000180
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子宮内で亡くなっても,両親にとって大切なわが子であることに変わりない。子の喪失を乗り越えてゆくことは感情に蓋をして忘れようとするのではなく,しっかりと悲嘆(グリーフ)を感じ,子の死の意味を感じてゆくプロセス(グリーフワーク)を通して,新たな物語を紡いでゆけるようになることであろう。悲嘆には個別性がありマニュアル対応はできないが,産婦・家族のわが子との出会いを受容的な姿勢で見守れることが,よりよいグリーフワークへつながるケアとなる。
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