ガイドラインのすき間を埋める! 臨床医マエストロの技
周産期領域 GQ-14 周産期医療での遺伝医療は? 遺伝カウンセリングを行うタイミングは?
佐村 修
1
1東京慈恵会医科大学産科婦人科
pp.1413-1418
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000179
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
遺伝カウンセリングは,単なる情報提供だけでなく,クライエントがそれらを十分に理解した上で自らによる意思決定ができるように援助する医療行為である。したがって,周産期診療では,突然,遺伝カウンセリングが必要となることも多い。産科初診時の妊娠歴,家族歴を確認し必要があれば遺伝カウンセリングを考慮する。もちろん妊娠中に出生前遺伝学的検査を考慮する場合や,後期流産に終わった場合,何らかの先天性疾患を持つ児を分娩した場合なども対象になりうる。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.