ガイドラインのすき間を埋める! 臨床医マエストロの技
周産期領域 GQ-8 妊娠中後期の胎児エコーのknacks and pitfalls は?─循環器
中田 雅彦
1
,
早田 英二郎
1
,
関原 真紀
2
1東邦大学医療センター大森病院産婦人科
2松田母子クリニック検査科
pp.1365-1370
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000173
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妊娠中後期における胎児の循環器のスクリーニングは,出生後の対応を考慮すればその重要性は言うまでもない。先天性心疾患は胎児の先天性疾患のなかでも最も頻度の高い疾患群であり,可能な限り出生前にスクリーニングないし診断が行われることが産科,新生児科,小児循環器科等による周産期管理を円滑にする上でも肝要である。しかし,わが国においてはコンセンサスの得られたスクリーニングガイドラインはなく,世界的な現状との間に大きな解離がある。本稿では胎児心臓の世界潮流に鑑みて解説を行う。
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