ガイドラインのすき間を埋める! 臨床医マエストロの技
周産期領域 GQ-12 妊娠中後期の胎児エコーのknacks and pitfalls は?─四肢
永岡 晋一
1
,
室月 淳
1
1宮城県立こども病院産科,東北大学大学院医学系研究科先進成育医学講座胎児医学分野
pp.1395-1402
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000177
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胎児超音波検査のなかで長管骨計測は必ず行われる評価項目であるが,短縮の有無の評価がメインで,短縮の程度や骨の形状,さらにほかの長管骨の評価はあまり注目されていない。しかし,長管骨の短縮や変形をきたす疾患のなかには胎児骨系統疾患のような予後不良疾患が含まれており,これらは胎児期から診断する必要のある疾患である。胎児期からの評価によって出生までの管理や家族への対応,また出生後の治療へとスムーズにつなげることができるだろう。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.