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周産期領域 GQ-6 周産期領域 6つわりの治療は? 外来診療でできることと入院治療のポイントは?
恩田 威一
1
,
三沢 昭彦
2
1前茅ヶ崎市立病院産婦人科(部長),元東京慈恵会医科大学(教授)
pp.1349-1358
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000171
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悪阻軽減するためには体内で不足したNa,Cl,K,Mg の摂取が必要である。真水の飲水は症状悪化の可能性があり控えるようにする。Cl は炭水化物の消化に必要である。悪阻の強い時期にはCa を多く含む食品の摂取は控える。腹帯,少量の冷えた炭酸水は腸蠕動低下を改善する。副交感神経活性優位な状態は塩飴摂取などにより持続的に血糖値とインスリン値を上げることにより改善が見込めるが,全身入浴や緑茶摂取により悪化の可能性があるので,シャワー浴とし,緑茶摂取は控える。
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