今月の臨床 遺伝子診療の最前線─着床前,胎児から婦人科がんまで
周産期医療
周産期医療における遺伝カウンセリングの要点
西山 深雪
1
1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター
pp.1084-1091
発行日 2017年11月10日
Published Date 2017/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209194
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●染色体異常を対象とした出生前遺伝学的検査には複数の選択肢があり,クライアントが各検査を理解して納得した選択ができるよう,正確な情報提供と意思決定の支援が求められる.
●出生前遺伝学的検査は,望まない結果であった際のことをクライアントが事前に考えておく必要のある検査である.
●胎児染色体異常が診断された場合,産婦人科医のみで遺伝カウンセリングを行うことは困難であり,小児科医など他領域の医師や認定遺伝カウンセラーと連携して行う.
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