オピニオン
12歳以上の自死(自殺)予防:受診者に抑うつ状態と自死リスクのスクリーニング検査(PHQ-9A+ASQ)を――女性中高生の自死率急増について
泉 信夫
1
1元・出雲市立総合医療センター小児科
pp.728-736
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003951
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2019年末に始まったコロナ禍は,女性中高校生の自死に大変な影響を与えた.若者の自死者は長らく男性に多かったが,女性のほうが多くなり,上昇の幅も顕著であった.少子化で人口10万人あたりの自死率も大変な高値となり,ただごとではない観を呈している.筆者は2024年に本誌で米国小児科学会が勧める抑うつ状態と自死リスクのスクリーニング検査PHQ-9A+ASQを紹介したが,本稿では急増悪ぶりを紹介し,上記スクリーニング検査の実施を強く訴えたい.
中高校生が苦しい心のSOSを打ち明けるのは多くは友だちである.要領は「TALKの原則」で語られるが,小学生のうちから学習し,中高校生にも馴染んでもらうには新しくとなえられている「きょうしつ」がよいと考える.

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