特集 小児科ではじめる移行期医療――よりよく進めるための方法・ポイントⅡ
4.「血友病診療」の成人移行支援――発達段階に応じた小児科医の関わりのポイント
小倉 妙美
1
1静岡県立こども病院血友病診療センター
pp.506-509
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003886
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血友病診療におけるトランジションは,小児期から成人期に至るまでの連続的な自立支援の過程であり,その本質は自己管理能力の育成にある.本稿では発達段階ごとに,小児科医が患者・家族にどのようにかかわるべきかを整理した.幼児期は保護者支援と疾患受容,学童期は患児の主体的関与の促進,思春期は知識と行動の統合が重要である.成人移行はゴールではなく,移行後も含めて自己管理能力を育てていくプロセスであり,小児科医と成人診療科の連携が円滑な移行と治療継続に寄与する.

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