特集 小児の出血・凝固異常の診断と治療
Ⅱ.症例で学ぶ凝固異常症
血友病
小倉 妙美
1
1静岡県立こども病院血友病診療センター
キーワード:
血友病
,
個別化治療
,
定期補充療法
,
抗体製剤
,
保因者ケア
Keyword:
血友病
,
個別化治療
,
定期補充療法
,
抗体製剤
,
保因者ケア
pp.665-672
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001660
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
SUMMARY
▷血友病は凝固障害をきたす疾患で,関節内出血,筋肉内出血などの深部出血症状が特徴的である.
▷特に重症患者は,関節症や重篤な出血予防のために早期の定期治療を行うことが推奨される.
▷定期補充療法を行っていてもなかには関節症がすすむ患者がいるため,定期的な関節評価が必要である.
▷保因者のなかには出血症状をみとめる方もおり,凝固因子活性値測定など保因者ケアを行う必要がある.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.