特集 小児科ではじめる移行期医療――よりよく進めるための方法・ポイントⅡ
3.「先天性免疫異常症(IEI)」の成人移行支援――小児科をハブとした全生涯医療
石村 匡崇
1
1九州大学大学院医学研究院周産期・小児医療学講座(小児科)
pp.501-505
発行日 2026年6月1日
Published Date 2026/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003885
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先天性免疫異常症(IEI)は小児期発症例が多いが,診断・治療の進歩により成人患者が増加している.また,分類不能型免疫不全症など成人期に診断されるIEIも存在する.IEIはきわめて多様な疾患群であり,易感染性のみならず,自己免疫,自己炎症,アレルギー,悪性腫瘍など多彩な病態を呈し,生涯にわたる管理を要する.移行期医療は単なる転科ではなく,小児科医がhub(調整役)として成人診療科や多職種と連携しながら,自立支援,合併症管理,就学・就労,妊娠・出産,遺伝カウンセリングを含めた全生涯医療を担うことが重要である.

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