症例
病理所見より腸管スピロヘータ症が疑われた左上腹部痛の1例
中農 万里
1
,
井上 巳香
1
,
川畠 靖正
1
,
北本 幸大
1
,
岩崎 茜
1
,
加畑 映理子
1
,
小幡 美智
1
,
酒詰 忍
1
,
太田 和秀
1
1国立病院機構金沢医療センター小児科
pp.179-182
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003775
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腸管スピロヘータ症は,グラム陰性桿菌であるBrachyspira属による腸管感染症であるが1),培養での検出が困難なため,病理組織学的に診断されることが多い2).下痢や血便の原因となる一方で無症候性で偶発的に見つかる場合もあり1),頻度や病原性については不明な点が多い.自然治癒する場合もあるが,除菌治療を行うことで症状が改善したとする報告もある2).今回われわれは,過敏性腸症候群を疑い治療中であったが,大腸の病理組織学的検査で腸管スピロヘータ症と診断し,除菌治療を行うことで症状が改善した小児症例を経験したので報告する.

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