症例
有熱時けいれんを主訴に受診しけいれんを反復した水中毒の1例
末永 佑佳
1
,
武藤 太一朗
1
,
徳永 博秀
1
,
長谷川 真司
1
1名古屋記念病院小児科
pp.420-423
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003427
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水中毒症は水分の大量摂取および体内貯留により,けいれん,意識障害など種々の神経症状をきたす疾患であり,1922年Weirらによって命名された1).原因としては,大量飲水(運動中や高温時に発汗で失われた水分を補うための不適切な飲水,水泳中の大量誤飲)や精神疾患での多飲(多飲症や心因性多飲),特定の医療管理として不適切な輸液や抗精神病薬などの副作用などが挙げられる.

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