目で見る小児科
反復性リンパ節炎が疑われた腋窩部副乳
本山 治
1
,
澤井 清
1
,
金村 英秋
1
,
榊原 雅裕
2
1東邦大学医療センター佐倉病院小児科
2同 乳腺外科
pp.331-332
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003413
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現病歴:3か月前に右腋窩に10mm大の圧痛のある腫瘤を生じた.抗菌薬を1週間内服し,腫瘤は5mmに縮小し,圧痛は消失した.2か月前にも同様のエピソードを生じ,抗菌薬で改善した.さらに2日前から圧痛を伴う腫瘤が再発し,反復性リンパ節炎が疑われた.経過中に発熱や同部位の発赤・熱感はなく,入浴時などに右腋窩に触れると痛みを感じた.右側の前胸部・上肢の外傷・感染,6か月以内のワクチン接種や悪性腫瘍の既往はなかった.
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