特集 一括アップデート! 子どものワクチン・予防接種
Ⅳ 定期接種・任意接種
21.肺炎球菌ワクチン
石和田 稔彦
1
1千葉大学真菌医学研究センター感染症制御分野
pp.1046-1050
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003188
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近年の変更点・トピックス&今後の動向
☑2020年5月から,肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者の肺炎球菌による感染症予防として,13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13)の適応が拡大された.この結果,すべての年齢に対してPCV13の接種が可能となった.
☑2024年4月から,15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15)が定期接種化され,5歳未満のすべての小児に対して,定期接種ワクチンとして接種可能となった.
☑2024年10月から,PCV13に代わり20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)が定期接種ワクチンとして,5歳未満のすべての小児に対して接種可能となった.
☑PCV15,PCV20ともに皮下接種に加え,筋肉内接種が可能となり,局所反応の軽減が期待される.
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