トピックス
肺炎球菌ワクチン
川上 健司
1
1独立行政法人国立病院機構長崎川棚医療センター呼吸器内科
pp.710-712
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103262
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■肺炎球菌ワクチンとは
肺炎球菌ワクチンは,細菌感染症を予防できる数少ないワクチンである.肺炎球菌ワクチンには2歳未満でも有効な7価の多糖体-蛋白結合型ワクチン(pneumococcal conjugate vaccine,PCV:プレベナー®)と2歳以上の成人に用いる23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(pneumococcal polysaccharide vaccine,PPV:ニューモバックス®NP)がある.PCVは主に小児の髄膜炎の予防に有用で,わが国では2010年2月24日に発売された.本稿では成人に用いるPPVについて主に解説する.
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