特集 一括アップデート! 子どものワクチン・予防接種
Ⅳ 定期接種・任意接種
22.RSウイルスワクチン
橋本 浩一
1
1福島県立医科大学医学部小児科学講座
pp.1051-1056
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003189
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近年の変更点・トピックス&今後の動向
☑乳児のRSV感染症重症化予防を目的に母子免疫ワクチンとしてRSVpreF 2価ワクチン(アブリスボ®)が欧州連合,米国において2023年8月に,日本においては2024年年5月31日に妊娠28~36週の妊婦を対象に接種開始された.
☑日本小児科学会から「RSウイルス母子免疫ワクチンに関する考え方」,日本産婦人科学会から「妊婦に接種するRSウイルスワクチンについて」が公表されている.
☑長期間作動型抗RSVモノクローナル抗体のニルセビマブ(ベイフォータス®)がすべての乳児へ欧州で2022年秋に,米国では2023年8月に接種開始された.日本では2024年3月に製造販売承認され,同年5月22日販売された.
☑日本小児科学会から「日本におけるニルセビマブの使用に関するコンセンサスガイドライン」,「日本におけるニルセビマブの使用に関するコンセンサスガイドラインQ & A」が公表されている.
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