[連載] 最近の外国業績より
アレルギー
日本医科大学小児科学教室
pp.904-907
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003151
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背 景 IgE依存性牛乳アレルギー(CMA)は,小児における最も多い食物アレルギーの1つである.欧米の食生活では牛乳が偏在するため偶発的な摂取が起こりやすく,他のアレルギーよりも疾病負担が大きい.現在承認された治療法は存在しないが,経口,舌下,経皮免疫療法(EPIT)などの治療が研究されている.EPITはパッチを介して少量のアレルゲンを皮膚に送り込み,皮膚の免疫調節機能を使用する治験中の治療法である.本研究ではIgE依存性CMAの2~17歳の小児に対し,12か月間Viaskinミルクを使用した場合の用量,有効性,有害事象を評価した.
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