｢○○｣とアレルギー ｢仕事｣とアレルギー

･環境中の抗原に感作され,繰り返し体内や皮膚に侵入することで生じるアレルギー疾患には,気管支喘息,過敏性肺炎,アレルギー性鼻炎,接触皮膚炎,じんま疹,食物アレルギーなどがあるが,職業上の曝露であっても同様の症状として発症する･患者が職業性の曝露を疑わないとき,一般クリニックを受診する可能性が高い･近年問題となっているケースは食品を扱う業務で経皮経気道感作され,同じ食品を経口摂取した際に発症する職業性の食物アレルギーであり,アナフィラキシーに至る例もある･一度発症すると自然寛解が難しく,退職を余儀なくされる場合もある.まずは感作源が職場にあることを疑うことが必要であり,問診が重要となってくる