最近の外国業績より
アレルギー
日本医科大学小児科学教室
pp.1491-1494
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000612
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背景:アレルゲン吸入や,ウイルス性気道感染は,気管支喘息の急性増悪の引き金となる.生後早期の重症ウイルス性気道感染は,とくにその後の吸入アレルゲン感作が喘息発症の重要なリスクとなる.インターロイキン(IL)-33は,気道上皮細胞が障害を受けた際に放出され,ILC2やTH2細胞を活性化させることで2型炎症を引き起こし,マスト細胞や好酸球に作用することで喘息の主要症状が生じる.また,IL-33はⅠ,Ⅲ型インターフェロン(IFNs)産生を減弱させることで抗ウイルス免疫を抑制する.
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