特集 子どもの検査値の判断に迷ったら
9章 免疫・アレルギー検査
７．補体制御異常の検査
川崎 幸彦
1
1福島県総合療育センター小児科
キーワード：
補体制御因子
,
C3Nef
,
抗H因子抗体
,
遺伝性血管性浮腫
,
C3腎症
,
aHUS
Keyword:
補体制御因子
,
C3Nef
,
抗H因子抗体
,
遺伝性血管性浮腫
,
C3腎症
,
aHUS
pp.1604-1608
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002864
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補体系は30種以上の蛋白からなり，独立した3つの活性化経路を有する．各経路はC3を活性化する機能を有し，さまざまな生物活性を有する分子を形成しつつ後期経路へ至る．補体には，異物の貪食や外来微生物の排除，自然免疫および獲得免疫の活性化，アポトーシス細胞の処理などの生理活性がある1）2）．本稿では，補体制御因子の検査値異常から推察される疾患について概説する．
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