[連載] 最近の外国業績より
消化器
日本医科大学小児科学教室
pp.1331-1334
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002358
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背 景 Hirschsprung病(HD)は出生児5,000例に1例の頻度で生じ,先天性腸管神経節細胞欠損である.胚発生初期に迷走神経堤細胞が腸に沿って頭側-尾側に遊走する際生じる.便秘,腹部膨満感,腸閉塞などの症状は,小児の成長や生活の質に影響を与える.従来の開腹による根治手術は,手術痕が残り,回復に時間がかかり合併症も多かった.腹腔鏡下手術の機器や技術の発展によりHDの治療も腹腔鏡補助下でより安全で効果的に施行可能になった.本論文では,腹腔鏡補助下Soave法を行ったHD患者106名の臨床データを検討する.
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