[連載] 最近の外国業績より
消化器
日本医科大学小児科学教室
pp.1188-1191
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003222
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
背 景 小児期の機能的便秘(FC)は生活の質,学校教育,社会的な関係に大きく影響を与えることがある.10%程度の有病率にもかかわらず,原因は不明で,診断は患者が訴える症状に依存している.最近のMRI研究により,小児の大腸の体積は健康なときとFCの際に異なることが示された.しかし,結腸の長さを測定する際は,今までは主に非生理的な結腸標本や死体実験を用いて行われた.本研究の主な目的は小児FC患者と健常児の生理的な結腸の長さをとらえることである.本研究では小児FC患者の結腸の長さは健常児の結腸の長さよりも長いと仮説を立てて検証を行った.
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.