[連載] 最近の外国業績より
消化器
日本医科大学小児科学教室
pp.1201-1204
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003638
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背 景 在胎28週未満の早産児の生存率は近年上昇しており,認知機能発達に影響する因子の解明は重要である.出生から修正36週までの発育と2歳時の認知機能との関連はこれまでにも報告されているが,発育評価の診断精度に関するエビデンスは限定的である.筆者らが以前にINTERGROWTH-21stを用いて行ったパイロット研究では,出生後の発育障害と2歳時の認知機能との関連は示されず,Fenton曲線を用いた他の報告も同様であった.従来研究の限界はサンプルサイズの小ささにあったため,本研究では大規模多施設コホートを用いて,認知機能障害と関連する発育評価の診断精度を検討することを目的とした.

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